アーラン計算機

1.何をするソフトですか?
呼量、呼損率を元にして、必要な回線数を見積もることのできるソフトです。
回線数がいくつの場合に呼損率がどのくらいになるかを見積もること、
結果をCSVファイルに出力することもできます。

1.2 必要システム要件
以下の要件が必要となります。
・ Windows XP SP2以降、Windows Vista
・ Microsoft .NET Framework 3.5
(Windows XP SP3 + Visual C# 2008 ExpressEditionで作成し、
 Windows Vista Ultimate x64 Editionでも稼動検証を行っています。)

1.3 ダウンロード
↓こちらからダウンロードしてください 
(インストーラ) (ソー ス一式)
※右クリックでリンクを保存してください。

1.4 インストール
 1. インストーラを、名前をつけて保存し、適当なフォルダに解凍してください。

 2. 解凍されたファイルの中のsetup.exeをダブルクリックしてください。
 
 3. 途中、警告が出ます(下はWindowsXPの例)。
    [インストール]ボタンをクリックして続行してください。
    WarningScreen

 4.以上でインストールは完了し、アーラン計算機のメイン画面が表示されます。

 5.インストール後の起動は、スタートボタン⇒すべてのプログラム⇒
    ErlangCalc⇒ErlangCalcから行えます。

 6.プログラムの削除は、通常のプログラム同様、
   コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」から行えます。


2.機能の説明
2.1 メイン画面

MainScreen

呼量
呼量を半角数字で入力します。
単位は、右側のラジオボタンで、HCSとアーランから選択できます。

呼損率
許容される最大の呼損率を半角数字で入力します。
単位は、数値およびパーセントから選択できます。

必要回線数計算
入力された呼量、呼損率から、最低限必要な回線数を計算し、
「必要回線数」ラベルに表示します。
回線数計算に当たっては、アーランの公式を使用しています。

詳細表示
入力された呼量、呼損率を元に、詳細画面を呼び出し、
メイン画面を消します。

終了
プログラムを終了します。


2.2 詳細画面

DetailScreen

回線数/呼損率
算定基準呼量、算定基準呼損率を元に、レポート用回線数の
最小値から最大値までの回線数について、呼損率を見積もります。

算定基準呼量
メイン画面で入力した、算定の基準となる呼量です。
単位はアーロンで表示されます。

算定基準呼損率
メイン画面で入力した、算定の基準となる最大許容呼損率です。

レポート用回線数
回線数/呼損率リストボックスに表示し、レポート出力を行うための
最小、最大回線数です。半角数字で入力します。
初期状態では、それぞれメイン画面で計算された回線数-10(回線)、
回線数+10(回線)となります。
なお、メイン画面で計算された回線数が10以下の場合は、最小回線数は1となります。

再計算
レポート用回線数の項目を変更した後、回線数/呼損率を表示しなおします。

レポート出力
ファイルダイアログを表示し、回線数/呼損率リストボックスの内容を
CSVファイルに保存します。

初期化
レポート用回線数の最小、最大値を初期状態のものに戻します。

戻る
詳細画面を終了し、メイン画面に戻ります。


2.3 ファイルダイアログ
レポート出力ボタンを押すと、上のようなファイルダイアログが出力されます。
「ファイル名」欄に適当な名前をつけ、「保存」ボタンを押してください。
なお、ファイル名に拡張子がなかった場合、csv以外の拡張子であった場合は、
自動的にファイル名に「.csv」が追加されます。

FileDialog

2.4 CSVファイルのフォーマット
ファイルの1行目は呼量(単位アーラン)、2行目は最大許容呼損率、
3行目以降は回線数と呼損率がカンマ区切りで出力されます。
具体的なファイルの中身は以下のようになっています。
(10000アーラン、最大許容呼損率0.01で、最小9960回線、最大9980回線を表示した場合の例)
10000
0.01
9960,0.0106348482386088
9961,0.0105637033000453
9962,0.0104927335634159
9963,0.0104219401010953
9964,0.0103513239888762
9965,0.0102808863059016
9966,0.0102106281345956
9967,0.0101405505605913
9968,0.0100706546726575
9969,0.010000941562623
9970,0.00993141232529929
9971,0.0098620680584005
9972,0.00979290986246202
9973,0.00972393884075644
9974,0.00965515609920775
9975,0.00958656274630309
9976,0.00951815989300266
9977,0.00944994865264721
9978,0.00938193014086321
9979,0.00931410547546624
9980,0.00924647577636159

4 参考文献
本プログラムの作成に当たっては、
藤島信一郎著「電話技術完全ガイド NGN時代のIPシステム構築テクニック」
リックテレコム刊 ISBN:978-4-89797-780-5)を参考にしておりま す。
(書籍情報)
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