消火法

家庭でよく起こる火災の一つに、天ぷら火災がある。
これは、天ぷらに使われている油の温度が引火点以上に達して起こるもので、
油が高温であるだけに下手な消火法を試みてかえって状況を悪化させるケースが
少なくない。

例えば、あわてて水をかけてしまうと、火のついた油が台所中に飛び散り、
火をばらまくと共に、やけどを負うという、最悪のケースを招く。

発火した直後であれば、天ぷら火災用の消火剤、消火器で消火できるし、
それらがなければ野菜を放り込んでも火を消すことは出来る。
ただ、野菜や消火器による消火の場合には、周囲に油や消火剤が
飛び散るので、その後の掃除は大変である。

ところが、発火してから時間が経過し、油温度が500℃を越えると、
以上に挙げたものは、どれも効果がない。

しかし、一般家庭にある物の中で、ただ一つだけこのような状況の
天ぷら火災に効果のある物があるという。


その名はマヨネーズ

容器ごと油の中に入れると、容器が溶け、中のマヨネーズが油の表面を覆って
火が消えるという話である。

なお、これは消防庁公認の、完全な事実である。

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